2014.10.03(Fri)
水無月の畑へ

note:山の風と光と雨と。そのすべてを受けて。
毎年、秋色水無月を届けてくださる生産者さんを訪ねて群馬へ。
この季節にかならず作る秋色水無月のリース。その年によっていろんな表情を
見せてくれるたびに、この子たちはどんなところで育っているのだろう、と
ずっと見てみたいと思っていました。
その一瞬の美しさの背景にある景色。好きなものの根っこを知りたいと想う気持ちは
人に対しても草花に対してもおんなじです。

リースのするのにはまだ速い色づきはじめたばかりの水無月。
来週のリースの会ではきっとまた違う表情に。
挿し木から始まってもう十数年になる畑。足もとの株は花の繊細さからは想像できないほどの
たくましさでした。

畑のまわりは秋の風景。私もいつかこんなところで暮らしたい。

山に登っていく道にはあちらこちらに秋の草花が。
そのたびに車を停めて。

「好きなのを切っていいよ。」そういってもらって選んだ一輪。ピンクベージュのような色合いの子。
おみやげに抱えきれないほどの秋色水無月を持たせてくださいました。

紫陽花と同じで花びらに見えるところは「がく」の水無月。
本当の花はこんなふう。ちいさなつぼみからひとつ、花が咲きはじめました。

ちょっと寄り道。
家族へのおみやげはtonbi coffeeさんのお豆といちじくのタルト。
畑を見ながらお話しを聞かせていただいて、いろんな想いがわきあがって。
でも同時にすっと透明な気持ちにもなれて。
今の私にとてもとても大切で必要な時間だったこと、帰りの車のなかで気付きました。
ありがとうございました。